これまでクローン文化財は研究開発と制作だけでなく、日本全国各地の美術館、博物館などで展示公開を行ってきた。また、世界各地においてもクローン文化財の普及活動を積極的に展開している。クローン文化財を活用した展示では、作品単体の複製にとどまらず、オリジナルが設置されていた空間をそのまま復元することで、その場にいるような臨場感を得られる空間表現に取り組んできた。
また、現地の光の再現、音や映像、香りの演出などを加えることで、オリジナルの文化財では実現が困難な新たな付加価値を伴った五感を刺激する鑑賞体験に挑戦し続けている。